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ボロ市

ボロ市のはじまりは、四百三十年の昔に聞かれた楽市にさかのぼります。遠く当時関東地方を支配していた小田原城主北条氏政は、世田谷 城主吉良氏朝の城下町である世田谷新宿に、天正六年(一五七八年)に楽市を開きました。楽市というのは、市場税を一切免除して自由な行商販売をみとめるというもので、毎月-の日と六の日に月六回開いていたので六斎市ともいいました。当時世田谷は江戸と小田原を結ぶ相州街道の重要な地点として栄えていました。 この市により、これらの地方の物資の交流はいっそう活発になり、江戸と南関東を結ぶ中間市場としてかなり繁栄したであろうと思われます。 ところがこのような賑わいも、北条氏が豊臣秀吉に滅ぼされ、徳川家康が江戸に幕府を開くにおよんで急速に衰えていきました。世田谷城が廃止され、世田谷新宿が城下町としての存在意義を失い、楽市はなくなりましたが、その伝統は根強くつづけられ、近郷の農村の需要をみたす農具市・古着市・正月用品市として毎年十二月十五日に開かれる歳の市として長く保たれたのです。明治の世になっ て新暦が使われてから正月十五日にも開かれ、やがて十二月十五、十六日の両日、正月にも十五、十六日両日開かれるようになり現在に至っています。ボロ市の名の由来戦国時代に楽市とし7世田谷新宿に聞かれた市は、徳川時代になって市町という名のもとに開かれていましたが、後に農家の作業着のつくろいや、草鞋に編みこむボロが安く売られるようになって、いつとはなしにボロ市の名が生まれました。

楽市楽座


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